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- 2016年03月11日
- PRノウハウ
『Instagram』と『Facebook』の分析から見えてくる、SNSの戦略的なトレンドの作り方
世界のIT企業の拠点であるシリコンバレーに出張しているPR会社ビルコムの社員より、現地で最も人気のAppを教えてもらいました。その名は、『Instagram』のベスト投稿時間を教えてくれる『WhenToGram』。IT最先端の地では、『Instagram』周辺のAppが人気ということから、今回は『Instagram』に関する独自の分析をおこないました。『Facebook』と比較をしながら、SNS上でのトレンドの作り方をご紹介します。
『Instagram』と『Facebook』、みんなはどのくらい読んでいる?
『Instagram』のトレンドが急上昇中ですが、『Instagram』と『Facebook』を比較すると、グローバルランキングではFacebook:1位、Instagram:8位の差。それぞれの平均滞在時間を比較してみても、まだまだ『Facebook』のパワーは強くFacebook:00:17:07に対して、Instagram:00:05:18と数値では大きく離れています。
写真だけでコンテンツをアピールする『Instagram』よりも、つながりを大事にする『Facebook』の方が、写真とともにテキストの部分もじっくり読まれていることが分かります。その点『Facebook』は、ユーザーの興味を引くコンテンツを保有することに成功しているといえます。
調査元:SimilarWeb
1日に何度も見ている?『Instagram』
『Instagram』が『Facebook』に勝っているポイントは、ページビュー。グローバルランキングでも滞在時間でも数値が離れているのに、ページビューが高いということは一定のユーザーが1日に何度も見ている可能性が大きいです。Facebook:15.92に対して、Instagram:28.03のページビュー数であることから明らかでしょう。
調査元:SimilarWeb
『Instagram』はロシアン?『Facebook』はパリジャン?
『Instagram』と『Facebook』の比較で面白いのが、国別利用率。『Instagram』のトラフィック2位のロシアと『Facebook』のトラフィック3位のフランスは、それぞれにないトラフィック国です。ということは、『Instagram』はロシアン?『Facebook』はパリジャン?なんてこともいえるでしょうか。よく知られている話として、「ロシア人は好奇心旺盛であるが内向的で微笑みが少ない。」「フランス人はおしゃべりがすきで情が深く自分の意志を通す。」国民性ということはありませんが、それぞれのSNSが近しいパーソナリティを持っているといえるかもしれません。
調査元:SimilarWeb
米国で人気のApp『WhenToGram』
冒頭でご紹介したシリコンバレーで最も熱いApp『WhenToGram』は、『Instagram』のフォロアーのアクティビティをデータ解析して、ベストな投稿時間をお知らせしてくれるアプリです。IT最先端の地では、『WhenToGram』を活用しながら自身の『Instagram』をアピールしているようです。
SNS上での戦略的なトレンドの作り方
『Instagram』と『Facebook』に関して簡単にまとめてみると、『Instagram』はよりアート的で完成度が高く、投稿時間や写真、タグの内容によってトレンドが左右されそうです。『Facebook』は、よりプライベートのコンテンツを受け入れ、写真の質よりも日常に近いコンテンツや出来事でトレンドが形成されそうです。
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