マーケティング・広報担当のみなさんは、PR戦略・戦術を考える際、どれくらいデータを活用されていますでしょうか。

ビルコムではPR戦略策定を支援するとき、PR Analyzerを中心に様々なデータ収集・分析を実施しています。対象データはWebメディア、テレビ、新聞から、Twitter、検索、POSデータ等まで幅広く、お客様のマーケティング・広報課題に合わせた業界トレンド分析が可能です。そこから得られた示唆を活用し、お客様のPR戦略やメディアに提案する企画を組み立てていきます。

今回は業界トレンド分析の取組み事例を一部ご紹介します。

1）業界ごとのキーワードの現状を把握する

企業・ブランドごとの業界課題、生活者・顧客から見た製品・サービスのカテゴリー、新技術や生活者トレンドなどのキーワードが、どれだけ露出されているか、現状を把握します。たとえば、関連キーワードごとの時系列露出量や増減を確認することで、メッセージ開発に活用します。Webメディアやテレビだけでなく、検索数、SNS投稿数とも比較することで、より多角的に現状把握ができます。 

セキュリティ関連_記事数推移（PR Analyzerより）

2）対象キーワードの媒体別露出量を分析する

収集した記事を媒体名別に分類し、記事数を確認します。すると対象業界、もしくは関連キーワードの発信数が多い媒体名が浮かび上がってきますので、取材やイベント案内をする際に注力すべき媒体を選択しやすくなります。もちろん、単に記事数が多いからその媒体が効果的ということではありませんし、どのような編集方針のもと、どういった文脈で記事が発信されているかをチェックする必要はあります。

以下は、1）で収集された記事を分類した結果です。今回サンプルに利用したセキュリティ関連のキーワードにおいては、ASCII.jp、ZDNet Japan、TechTarget Japanの順で記事数が多かったことが分かります。

セキュリティ関連_Web媒体別記事数（PR Analyzerより）

3）媒体ごとの露出傾向を分析する

 媒体別の記事傾向も掘り下げていきます。記事内容をカテゴライズしてみると、どのような記事テーマが多いのかを把握できます。合わせて、編集傾向や担当記者の視点も見えてきます。これによりPR戦略としての全体メッセージや狙いはありつつも、媒体ごとに対策を考えていくことが可能になります。媒体の傾向に合わせ、さらに取り上げてもらいやすくするために、自社内の活用事例や追加のデータなどを社内から収集し提供するなどの策を講じることができます。

セキュリティ関連_テーマ別記事数_ITmediaエンタープライズの場合（PR Analyzerより）

以上、業界トレンド分析をはじめとし、媒体別の分析事例までを一部ご紹介しました。注力するサービスのプロモーションプランや、年間計画を立てるときなど、さらに自社の広報・PR活動をより高度化したいとお考えの方にはPR Analyzerの活用をおすすめします。お気軽にお問合せください。 

当社では、PR Analyzerを用いたデータ収集～分析～活用に関するセミナーを実施しています。ぜひお申し込みください！

セミナー一覧：https://www.pranalyzer.jp/seminar/

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