
CASES
事例
カジュアルギフトECサイト「PRELY」の統合型PR ― ミレニアル世代のサービス認知獲得
課題
レッドホースプルートは、ミレニアル世代の女性の間で、気軽にプレゼントを贈り合う習慣が広がっていることに注目。カジュアルギフトを簡単に購入することができるECサービス「PRELY(プレリィ)」のローンチを発表しました。
ビルコムでは新サービスのローンチに向け、ミレニアル世代のサービス認知を獲得する取り組みを行いました。
活動概要
「PRELY」のターゲットは、ミレニアル世代の女性です。ミレニアル世代は、情報リテラシーに優れ、さまざまな媒体から自分に必要な情報を取捨選択しているといわれています。彼女たちにサービスを認知してもらうには、さまざまなチャネルを統合したコミュニケーションをとっていく必要があります。
そこで、ビルコムではオウンドメディア・アーンドメディア・ソーシャルメディア・ペイドメディアを統合的に連携したマーケティング・コミュニケーション戦略を設計しました。
今回の施策で重要な鍵となったのは、インフルエンサーの存在です。施策の随所にインフルエンサーの意見を取り入れ、発信するコンテンツを共創しました。
オウンドメディア施策:付加価値を与えた商品紹介
オウンドメディア施策では、PRELYのサイト内に、商品を紹介するコラムを制作しました。単なる商品紹介ではユーザにとってのメリットが薄いため、サービスターゲットに合致するインフルエンサーを起用。例えば、PRELYのギフトラインナップから、インフルエンサーがテーマに合わせて商品をセレクトする座談会企画などを実施し、その様子を記事型コンテンツにまとめました。
アーンドメディア施策:露出獲得に向けたサービス体験機会の提供
サービスローンチ時のメディア露出を獲得するため、メディアやインフルエンサーに向けたサービスローンチ発表会、およびパーティーを開催しました。ブランドとしてのメッセージ発信・商品体験機会の提供を行いました。
発表会で記者にサービスを実際に使用してもらうことで、より良質なメディア露出を獲得することに成功。さらに、インフルエンサーにブランドを深く理解してもらい、投稿するコンテンツを共にプランニングしました。
ソーシャルメディア施策:インフルエンサーとの共創プランニング
サービスターゲットに合致するインフルエンサーを、毎月複数名アンバサダーとして起用。Instagramやブログなどで、PRELYに関するコンテンツを発信していただきました。
投稿内容は時流や季節に合わせ、インフルエンサーと共同でプランニング。インフルエンサー自身の生活にサービスを取り入れていただき、ライフスタイルとともに紹介してもらいました。
ペイドメディア施策:制作したコンテンツの二次利用
サービス認知拡大のスピードを速めるため、初期段階では雑誌でタイアップ広告を展開。サービスターゲットとの接点をWEB以外にも拡大しました。
また、オウンドメディアで制作したコンテンツに、より多くの潜在ユーザーを集客するため、ネイティブ広告も採用。コンテンツの二次利用で、PRELYサイトへの集客最大化を図りました。
統合的なPDCAサイクル
各施策実施して終わりではなく、インフルエンサー投稿・PV数・掲載数の相関分析を行い、PDCAを回しながら、戦略の軌道修正を行いました。
戦略ポイント
お墨付きコンテンツ
・サービスターゲットであるミレニアル世代のインフルエンサーを起用
・ターゲットのことを一番理解しているインフルエンサーとプランニングすることで、適切な商品訴求を可能にし、フォロワーの支持も獲得
リアルイベント
・インフルエンサーの意見を取り入れたパーティーを開催し、インフルエンサーの熱量を高めた
ターゲットに合わせた情報拡散スキーム
・ターゲット層と親和性の高いInstagram、Webメディア、雑誌で統合的に情報を拡散
・コンテンツを二次利用することで、より多くの潜在ユーザーにリーチ
データ分析をもとにしたPDCAサイクル
・各施策(インフルエンサー投稿・掲載数・PV数)の相関分析を行い、施策によって生じた効果を可視化
成果
インフルエンサーが投稿した商品が、完売・売上ランク1位になるなど、サービス認知にとどまらず、サイト流入・売上増加に関しても大きな効果を生み出しました。