課題

ソフトウエアの企画開発を手掛けるソースネクストは、携帯型の音声翻訳機事業に参入。新製品として、通訳デバイス「POCKETALK™」を発表しました。世界50言語以上に対応し、話しかけるだけで指定した言語へ訳して音声で返すという先進デバイスです。

ビルコムでは新製品のローンチにあたり、プロダクトのメディア露出を最大化する取り組みを行いました。

活動概要

コミュニケーション施策を立案するにあたり、まずは時流を最大限に活用し、WEBメディア・テレビ・新聞・雑誌それぞれの媒体の特性にあったメッセージ切り口を複数開発。メッセージに基づく新製品発表会を企画し、プロダクトPR戦略を実施しました。

時流を活用したメッセージ切り口開発

POCKETALK™のターゲットは、「外国人観光客」や「海外旅行利用者」、「言語学習者」。彼らが関係する話題として、下記のような時流を活用しました。

• 訪日外国人の増加
• 2020年の東京オリンピック開催まで約1000日
• 翻訳ニーズの高まり
• タクシーなどの公共交通機関で英語対応が必要になっている

上記の時流を裏付けるデータを用意し、メディアプロモートのベースとなるファクトを準備。そのうえで、各媒体の特性にあったメッセージ切り口を複数開発しました。

"媒体”と一口にいっても、カテゴリは様々です。そこでビルコムのメディアチームは、下記カテゴリのアプローチ媒体に対して、媒体特性・媒体ターゲット層・編集傾向を踏まえ、それぞれ異なるメッセージ・戦術を企画。切り口に基づいた、リリース作成・メディアプロモートを実施しました。

― テレビ（芸能、経済部）

― 新聞（経済面、生活情報）

― 週刊誌・スポーツ誌

― ビジネス誌

― ビジネス誌（人材系）

― モノ誌

― ライフハック系

― ママ・ライフスタイル

― ITテック系・メディア通信系メディア

― 小売・流通系専門媒体

― 旅行系メディア

― ベンチャーメディア

― オリパラ担当者向け

― 交通・車両担当者向け

開発メッセージに基づく発表会企画

開発したメッセージ切り口をもとに、芸能人を起用した新製品発表会を企画しました。

発表会では、時流を裏付けるファクトデータをもとに、世の中の願望・ニーズが今回の新製品で実現されることが説明されました。

また、発表会当日には、実機を実際に使用できる機会を提供。来場した記者のみなさんに実際に体験いただくことで、より良質な記事の露出につなげました。

戦略ポイント

媒体を分析しつくしたメディアプロモート

・各媒体を特性/ターゲット層/編集傾向などさまざまな角度から分析し、媒体に合った切り口開発・メデイアプロモートを実施

記者の熱量を高める発表会

・時流の裏付け、社会貢献要素、芸能人の起用、実機の体験機械提供など、記者やディレクターが「取り上げたい」と思う要素を用意

成果

多くの媒体でメディア掲載を獲得。売上・事業にも大きな貢献をすることができました。 

• 約1週間で、テレビ・WEBメディアを中心に約400件の掲載を実現
• 発表から11日間で、予約台数が初回生産台数を突破

実施施策

• PR戦略立案
• PRメッセージ策定
• メディアプロモート
• 記者発表会
• PR Analyzer