CASES
事例
- クライアント
- 株式会社ONE COMPATH
- 業種
- IT・ソフトウェア
- URL
- https://onecompath.com/
- ご利用ソリューション
-
- ターゲット
- マーケティング、流通業界
ONE COMPATH 新会社立ち上げ時の戦略PR ― 業態理解・社名認知を促進
課題
凸版印刷は社会の急激なデジタル化に向け、既存事業とデジタルの融合を進めています。この取り組みをトッパン・デジタルトランスフォーメーション(以下 T-DX)戦略として定義していますが、T-DX戦略を拡大しBtoC領域でのIT市場へ本格参入するために、「Shufoo!(シュフー)」などのデジタルメディア事業をグループ会社である株式会社マピオンに2019年4月1日より事業継承。そして、マピオンを母体とした新会社『株式会社ONE COMPATH(以下、ワン・コンパス)』を立ち上げることとなりました。
ビルコムは、凸版印刷株式会社とワン・コンパスが共同開催した記者発表会において、トッパングループでT-DX戦略をけん引するワン・コンパスの業態理解、および社名の認知促進を図る戦略PRのご支援をさせていただきました。
活動概要
記者発表会の開催前後で、ビルコムはPR戦略の立案から当日の運営、メディアプロモートまで、一気通貫した施策を実行しました。
①PR戦略の立案
今回の記者発表会の狙いは、トッパングループが進めるT-DX戦略をワン・コンパスがけん引する存在であることの周知、そして、社名の認知拡大を図ることでした。そこで、ビルコムは下記コンサルティングを実施しました。
■開催日
新社名変更の初日である2019年4月1日は、新元号の発表日でした。当日は掲載獲得が難しいことが予想されたため、3月後半で発表会を行うことを提案。また、他社の発表会やイベントと日にちが重ならぬよう、記者にヒアリングして開催日をコンサルティングしました。
■記者発表会の全体構成・演出
発表会では、ワン・コンパスがBtoC領域のIT市場に本格参入することで、市場と生活者の未来にどのような変革を起こせるかを説明するパートを充実させました。ワン・コンパスが目指す世界を明確に伝えるとともに、記者の興味関心をひく重要なコンテンツでもあります。
また、ワン・コンパスのデジタルメディア事業に限らず、アプリなどのIT商材はメディアにとって画にしづらいという弱点があります。そこで、社名ロゴを印字したパネルとバックパネルを準備し、除幕で社名を印象的に発表、撮影できる演出を組み込みました。
■タッチ&トライコーナーの設置
記者やディレクターが「Shufoo!」や「aruku&(あるくと)」などのアプリを体験できるコーナーを設置。メディアにワン・コンパスの事業内容を理解してもらうとともに、撮影できる画素材を用意しました。
■登壇者の衣装
トッパングループから生まれた新しい会社であることを表現するため、早川礼代表取締役社長CEOに、あえてノーネクタイで登壇されることを提案しました。記者発表会―特に、今回のような新会社立ち上げ時は、トップの服装は会社のイメージ戦略において非常に重要となります。
②メディアプロモート
■事前プロモート
今回の記者発表会はマーケティング・流通業界を中心に、専門誌やビジネス誌を重点メディアとして選定。ワン・コンパスの主力事業により、それぞれのメディアが包括している業界・カテゴリーがどう変化していくか、という未来展望を伝えることにより、記者の興味を喚起しました。
また、日々良好なリレーションを構築していた媒体にバイネームでプロモートすることで、招聘期間2週間でもスムーズな活動が可能になりました。
■事後プロモート
社名発表後、速やかにプレスリリースを配信できるよう、新社名のパネルを掲げた写真など複数枚を事前に撮影。結果、発表15分後にはリリースを配信するなど、スムーズな対応が可能になりました。スケジュールの都合がつかず、発表会に参加できなかった記者にも写真をお渡しすることで、事後プロモートにおいても掲載を獲得することに成功しています。
戦略ポイント
会社の業態理解を促進する発表会の演出
・開催場所や演出など、記者発表会の企画から運営までトータルサポート
媒体に合わせた切り口開発
・媒体や記者に合わせた切り口で、発表会への招聘と掲載獲得までのプロモートを実施
成果
・18媒体20名の記者が参加
・業態理解を促進する良質な掲載の獲得
―リーチ数:289,417
―掲載数:71(波及含む)
―ソーシャル波及数:744