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  • 2022年04月02日
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PRとマーケティングの違いについて | それぞれの特徴や必要性について解説

 

「PR」と「マーケティング」は混同して使われやすい言葉ですが、内容には大きな違いがあります。それぞれの特徴や違いを正確に把握して、適切に役割を持たせることが重要です。

こちらではPRとマーケティングの違いと、特徴や必要性について解説します。自社でPR業務やマーケティング業務を行う際には、ぜひ参考にしてください。

 

PRとマーケティングは違うもの?

まずは、PRとマーケティングの違いについて確認しましょう。

PRとマーケティングには明確な違いがある

PRとマーケティングには、言葉自体だけでなく、さまざまな面に明確な違いがあります。例えば、最終的な目的やWebにおける役割、実際に必要とされる業務内容などは、PRとマーケティングでそれぞれ異なります。

企業の広報担当者はその違いを把握して、理解を深めることがPRとマーケティング業務には必須となるでしょう。以下からは、PRとマーケティングの違いについて、それぞれ詳しく解説します。 

 

PRとは?

PRという言葉の意味や基本的な目的、構築される社会との関係性などについて解説します。

PRとはパブリックリレーションズを略した言葉

PRとは、「Public Relations(パブリックリレーションズ)」の頭文字を取って省略された言葉で、日本語では「広報」や「情報発信」という意味になります。おもに企業などの組織や個人が、大衆へ情報を提供したり、逆に意見を取り入れたりすることで、良好な関係性を構築するための手法です。

この大衆には「社会」や「顧客」なども含まれ、情報を発信する企業(自社)と相互にメリットのある関係を作り出します。

PRは関係性の構築および維持を目的とする

公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会によると、PRには「関係性の構築・維持のマネジメント」といった目的があります。企業にとってはステークホルダーと積極的にコミュニケーションを取り、理想的な関係を構築・維持することがPR業務における基本的な目的となるでしょう。

 

マーケティングとは?

PRとは違い、マーケティングには以下のような意味・目的があります。

マーケティングとは関係性を作る仕組みのこと

マーケティングとは商品やサービスを販売して利益を得ることだけでなく、顧客との関係性を作る仕組みのことも指します。そのため顧客のニーズや課題を理解したり、実際に求められている商品やサービスの情報を正確に提供したりといった業務が必要です。

ただ目の前の販売業務に集中するのではなく、長期的に関係を継続するための仕組み作りを考案することもマーケティングの一部になります。

マーケティングは広報やブランディングなど複合的な要素が含まれている

日本マーケティング協会において、マーケティングとは「企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である」と定義されています。

広義の意味では、広告、ブランディングといった活動のほかにも、先に解説したPRもマーケティングに含まれているのが特徴です。

 

広報に関連するマーケティングにおける4Pとは?

企業の広報部門でマーケティングを行う際には、「マーケティング戦略の4P」について知ることがポイントです。

マーケティング戦略におけるフレームワーク

マーケティング戦略の4Pとは、企業や広告会社がマーケティング戦略を考える際に使用するフレームワークのことです。

頭文字が「P」ではじまる4つの要素をまとめたもので、それぞれのポイントを踏まえた戦略を練ることでマーケティングを成功に導けるとされています。

以下からは、マーケティング戦略の4Pに含まれる4つの要素をそれぞれ解説します。

 

1.Product(製品)

「Product(製品)」とは、顧客ニーズを把握し、まだ存在してない商品やサービスを考案する過程を意味します。市場に必要とされる商品やサービスを開発するための段階であり、マーケティングをはじめるための第一歩になるでしょう。

2.Price(価格)

2つ目の「Price(価格)」とは、開発した商品やサービスに見合った価格設定を考える段階のことを指します。ターゲットが納得のいく価格に調整したり、使いやすい支払い方法を選別したりすることが、Priceで考えるべき内容です。

場合によってアンケートなどを行い、実際にターゲット層の意見を参考にするケースもあります。

3.Place(流通)

「Place(流通)」では、開発した商品やサービスを届けるための流通方法の選定を行います。例えば、実店舗を経由して販売する、ECサイトを立ち上げて販売する、企業独自の販売ルートを確立するなど、複数の方法が検討されます。

4.Promotion(販売促進)

最後の「Promotion(販売促進)」とは、商品やサービスの認知度を高めて、購入を検討してもらうための戦略立案を意味します。テレビCM、SNSキャンペーン、インフルエンサーからのアプローチなど、現代ではさまざまな手法で販売促進を行うことが可能です。

それゆえにターゲット層や自社の特性に合わせて、慎重に販売促進方法を選ぶことが求められます。

 

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PRと広告にも違いがある?

PRはマーケティングだけでなく、「広告」という言葉と比較してもさまざまな違いがあります。

コスト面や内容の自由度に違いがある

PRはテレビや雑誌など、メディアの記事枠に掲載されるため、媒体費に関連するコストが基本的には発生しません。一方で、広告は能動的に掲載をしなければならず、媒体費や制作費などのコストを計算に入れて業務を行う必要があります。

PRは媒体側に編集権が存在するため、掲載タイミングや掲載内容のコントロールはしづらい点がネックです。逆に、広告は自社の意思で内容や配信タイミングなどを選択できるため、自由度の高い柔軟なアピールが可能となります。

 

PRとマーケティングには共通の「必要性」がある

PRとマーケティングには多くの違いがある一方で、共通の「必要性」があります。以下からは、PRとマーケティングに共通する必要性について解説します。

市場の変化が激しくなり、簡単にはものが売れなくなった

現代では各市場の変化が激しくなっているため、簡単にものが売れない時代になりました。インターネットによって情報の広がるスピードが劇的に速まったため、市場もそのときどきのトレンドや流行に大きく影響されるようになっています。

そのため正確なPRやマーケティング戦略を実施しなければ、市場の動きに追いつけず、売れる商品やトレンドをつかめなくなるでしょう。

商品やサービスが増加して埋もれやすくなっている

近年は独自性の高いアイデアを搭載した商品やサービスが多数展開されているため、PRやマーケティングを上手く行わなければ、認知されないまま埋もれてしまうケースが増えています。

認知度アップや企業ブランディングも進めて、顧客との関係性を構築してから販売につなげる必要があるため、PRやマーケティングの必要性は高まっているのです。

広告のインパクトや商品の性能の良さだけでは売れない時代になった

かつてはただインパクトのある広告を出したり、従来品よりも性能が良いものを開発したりするだけで、売れる時代がありました。

しかし、近年は顧客意識の変化やニーズの細部化などによって、インパクトや性能の向上だけでは利益につながらなくなっています。しっかりとマーケティング戦略やPR戦略を立てて、「売るための道筋」を考えた上で、販売を開始する必要があるのです。

 

PR業務/マーケティング業務におけるポイント

PRやマーケティング業務を行う際には、いくつかのポイントがあります。以下を参考に、PRやマーケティング業務の実施時に重要なことを把握しておきましょう。

全体の戦略を構築してから行動する

現まずは全体の戦略を具体的に立てた上で、実際のPR活動やマーケティング業務に取りかかるのがポイントです。顧客分析が不十分であることや、戦略の設計が曖昧なままだと、最適なアプローチができません。

計画の全体像を社内・部署で共有し、目標を定めてPRやマーケティングを行うことが求められます。

それぞれの役割の違いを理解する

PRとマーケティングの役割や違いを理解した上で、それぞれのメリットを活用することもポイントです。

PRは企業価値の向上や認知度の拡大が役割になり、マーケティングでは売上アップや顧客満足度の向上が役割となります。

PRとマーケティングそれぞれの違いを理解することで、自社に必要な要素や力を入れるべきポイントに焦点を当て、具体的な行動に移せるでしょう。 

 

まとめ

PRとマーケティングの役割や違いを理解した上で、それぞれのメリットを活用することもポイントです。

PRは企業価値の向上や認知度の拡大が役割になり、マーケティングでは売上アップや顧客満足度の向上が役割となります。

PRとマーケティングそれぞれの違いを理解することで、自社に必要な要素や力を入れるべきポイントに焦点を当て、具体的な行動に移せるでしょう。

 

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▽書き手
ビルコム株式会社
取締役 早川くらら
Twitter:@hayakawakurara

 



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