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  • 2021年12月23日
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時短から時産「ゆとりうむプロジェクト」 食品・日用品・家電メーカーらが業界の垣根を超えて参画する理由とは?

 

女性の社会進出や共働き世帯が増えている一方、日本の女性たちは、以前と変わらず家事・育児に長い時間を費やしている。こうした時代背景から、家事を効率化する“時短テクニック”のニーズも高まっているが、今でも“時短=手抜き”というネガティブな印象は根深い。そんななか、時短のマイナスイメージを払拭するべく「時産」という新たな考え方が生み出された。このキーワードを旗印にした「ゆとりうむプロジェクト」が、各業界で注目を集めている。そこで、プロジェクトを主催する弊社よりプロデュース局 中島美華と、参画企業のひとつである旭化成ホームプロダクツ様 ジップロック®のマーケティング担当である宮崎貴文氏に話を聞いた。

 

――ゆとりうむプロジェクトの概要を教えてください。

中島:ゆとりうむプロジェクトは「時産」というキーワードを軸に活動するプロジェクトです。複数の企業や専門家団体が連携して「時産」に関するメッセージを発信しています。時産とは「家事の時短(タスクの省略・手抜き)」という概念を変えて、時短によって時間をうみ、生活のゆとりにつなげるという考え方。現在は、日用品、食品、住宅、家電メーカーなど、さまざまな企業に参画していただいていますね。

立ち上げの背景には、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の「ジェンダー平等」という項目が大きく影響しています。とくに、協会を立ち上げた2019年は「ジェンダーギャップ指数」という世界経済フォーラム(WEF)が発表したランキングで、日本は153カ国中121位を記録してしまった年でもあります。日本のジェンダーギャップが大きい理由のひとつが、女性の家事負担の大きさです。世界と比較しても、日本の女性は家事・育児に関わる時間がとても長く、忙しい毎日を送っていることが明らかになっています。

 

――なぜ日本では、女性の家事負担が大きいのでしょうか。

中島:日本では「家事は手間暇をかけるもの」という価値観が深く根付いている“歴史的背景”も影響しているようです。たとえば、欧米諸国では食器洗いを代わりにしてくれる「食器洗い乾燥機」の普及率が7割を超えていますが、日本の普及率は3割をようやく超えたところ。この結果からは「食洗機を使う罪悪感」の表れもうかがえます。私たちは、こうした現状に対して“家事の時短に罪悪感を抱いてほしくない”という想いで活動しています。

参考記事)もう普及率35%まで来た 新「三種の神器」食器洗い乾燥機の進化

宮崎:当社も「時産」のコンセプトに賛同して参画を決めました。今は、共働きの増加など社会的テーマに対して、メーカーとしてどう向き合うかが問われている時代でもあります。そこで旭化成ホームプロダクツでは、肉や魚に下味をつけてからジップロック®フリーザーバッグに入れて冷凍保存をする「下味冷凍」というテーマを選び、戦略的PRに乗り出しました。

下味冷凍自体はすでに存在していましたが、より多くの人に実践してもらうには、社会の時流に乗せて「話題化」「社会ゴト化」させる必要がある。やはり、我々のようなメーカーが一社のみで「時産」や「下味冷凍」などのメッセージを発信すると、私たちの真意が生活者の方に届きにくい部分があるんですよね。そこでビルコムさんに相談したところ“企業共創”という形での発信が適しているのでは、とご提案をいただいたんです。

 

――たしかに、SNSなどで情報が氾濫している昨今、企業からのメッセージに対して「商品を売るための宣伝文句なのかもしれない」とスルーしてしまう生活者も少なくないですよね。

宮崎:はい。その点「ゆとりうむプロジェクト」には、さまざまな有識者が「時産のメリット」を発信してくれるという魅力もありますね。

中島:宮崎さんがおっしゃる通り、家族社会学の専門家の筒井淳也教授をはじめ、食や節約、共働きなど、各界で活躍されている方がプロジェクトの理事を務めていています。理事の方々には専門家として、メディアやSNSで時産の大切さを発信していただいていますね。

 

異業種コラボで、時産テクニックを提案

宮崎:また、第三者からの発信のほかに、プロジェクトに参画しているほかの企業やブランドと“コラボレーション”できるのも大きな特長だと感じています。たとえば、2019年には、マルコメ様の人気商品「糀甘酒」を使った下味冷凍メニューを来場者が調理し、召し上がるPOP UPイベント「下味冷凍食堂」を実施しました。

中島:下味冷凍食堂への参加者アンケートでも、98%の参加者が「下味冷凍によって毎日の家事負担が軽減されると感じた」と回答してくれて、とても有意義なイベントになりましたよね。

参考記事)「Ziploc®」の「下味冷凍食堂」 2日間で118人が調理体験

宮崎:はい。プロジェクト発足後、初のイベントでしたが、想像以上の効果がありましたね。最近はほかの調味料メーカー様とも、ジップロック®のコラボレーションが実現しています。たとえば、エバラ食品工業様の焼き肉のタレによる下味冷凍レシピの開発。焼き肉のタレで肉に下味をつけておくと、ひとつの調味料で味が決まるので、かなりカンタンに下味冷凍が行えるテクニックです。企業間のコラボレーションによって、旭化成ホームプロダクツだけでは実現しない、下味冷凍の展開も可能になりました。

 

――旭化成ホームプロダクツでは、ジップロック®以外のブランドも参画されています。こちらでもコラボレーションされているのでしょうか?

宮崎:当社のブランド「サランラップ®」と「クックパー®」もジップロック®とコラボレーションしています。野菜や食材を冷凍保存する際に、サランラップ®で包んでジップロック®フリーザーバッグに入れて鮮度を維持する「ラップ&ジップ」。下味冷凍した食材を加熱調理する際、フライパンに「クックパー®フライパン用ホイル」を敷いて後かたづけをラクにする「ジップ&クック」というテクニックも公開しています。今までは社内のブランド同士でも横断的に関わるケースが少なかったので、ゆとりうむプロジェクトは良いきっかけになりましたね。

中島:その他の事例では、旭化成ホームズ様と「ゆとりうむハウス」というイベントを期間限定で行いました。同社ブランド・ヘーベルハウスのモデルハウスに食洗機や高機能グリルなどの家電や、センサーに手をかざすと水が出る「タッチレス水栓」、ジップロック®とマルコメ様がコラボした下味冷凍のレシピで作った料理も体験いただきました。また、「ランドリークローク」もご覧いただきました。

参考記事)旭化成ホームズ、家事時間を短縮できる家を公開--ちょっとした手間減らし「1時間のゆとり」

 

――ランドリークロークとは?

中島:ランドリークロークはヘーベルハウスが提唱している、洗濯する・干す・収納するという一連の流れをワンフロアで完結させる時産アイディアです。クロークにドラム式洗濯機を置き、洗った服はハンガーにかけて干した状態で収納したり、近くにある棚に収納したりと、家事動線がかなりスムーズになっています。このように参画している各企業が、さまざまな観点から「時間のゆとりをうむ」ためのテクニックを提案していますね。

 

家事に対する新しい価値観を提案していく

――コラボレーション以外に、参画企業間の交流も盛んに行われているのでしょうか?

中島:興味を持っていただいた企業を対象に、定期的にミニカンファレンスを開催しています。参画企業が登壇してプロジェクトの取り組みを紹介したり、プロジェクトの理事にセミナーを開いていただいたりと、企業同士の交流がメインのカンファレンスです。交流会では参画企業同士のコラボレーションアイデアが飛び出すこともありますね。

宮崎:ミニカンファレンスは、私自身もとても刺激になる場所ですね。普段なかなかお話しする機会のない業種の方とも交流できて、業界の垣根を超えてつながるチャンスもある。これは、ゆとりうむプロジェクトという器があるからこそ、実現できていることだと感じます。

中島:そうですね。なかには、競合にも関わらず参画企業とのタイアップのご相談をいただくこともあります。

 

――プロジェクトを軸に、競合でさえも同じ方向を向いて取り組んでいるんですね。日本における“家事”の問題を、一社だけで解決するのはそれほど難しいのでしょうか?

中島:やはり、日本人が家事に対して抱いている「時間と手間をかけたほうがいい」という価値観は想像以上に根深いです。実際、プロジェクトの理事をはじめ、参画企業のみなさんから「生活の価値観が変えられない」という声も多くいただいています。一社だけで解決するのは難しいですが、今後も企業連合、専門家、団体のお力を借りながら推進していきたいですね。

宮崎:私も同じ感覚です。プロジェクト発足当初は、現在のコロナ禍のような情勢は夢にも思っていませんでした。コロナ禍によって新しい生活様式がもたらされ、価値観も変化しましたが、“変わらないもの”や“以前に戻った価値観”は確実に存在しています。他社との交流を経て、我々メーカーは「家事に悩みを感じている人にどうやって時産のテクニックを広めるか」という共通のテーマを持っていることも実感しました。

中島:そうですよね。私事ですが、最近、共働きで子育てをしながら家事もこなすのは限界と感じて、我が家にもドラム式洗濯機と食洗機を導入したら世界が変わりました(笑)。今では心強い応援団がいるという感覚で、時間だけでなく心のゆとりも感じています。私の実体験も含めて、生活にゆとりをうむ選択肢のひとつとして、時産テクニックをお伝えしていきたいです。

 

――人々の生活の選択肢を広げるのが、時産の本質なんですね。最後に、今後ゆとりうむプロジェクトが実現したい世界観を教えてください。

宮崎:私たちは「家事に時間をかけてはいけない」というメッセージを発信しているのではありません。その家庭に適していれば、変える必要はないんです。でも、家事が負担になっているなら、時産テクニックが解決策になるかもしれない。これまでは誰が家事をするか、という押し付け合いが議題になっていましたが、一歩踏み出して「どうすれば快適に過ごせるか」という議論を進めるお手伝いがしたいです。料理だけでなく掃除や洗濯、生活に関わるすべてが“家事”なので、多様な企業と手を取り合い、生活者のみなさまのお役に立てるような施策を打ち出していきたいですね。

中島:現在、ゆとりうむプロジェクトの活動は「時産のテクニック」がメインになっていますが、これからは「うまれたゆとりの活用法」もご提案したいです。時間にゆとりができたら、家族で映画やゲームをして過ごすのもいいし、読者やランニングなど、自分だけの趣味の時間を楽しんだっていいですよね。これからも自由な発想で「時産」の魅力を広く発信していきたいです。

ゆとりうむプロジェクトでは、賛同いただける参画企業様を募集中です。
プロジェクト概要資料は以下からダウンロードいただけます。
ダウンロード用フォームへ進む

問合せ先:info_yutorium@bil.jp

 

【取材・執筆:大貫未来】



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