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- 2022年04月04日
- PRノウハウ
PR会社の特徴とは?選び方やメリット・デメリットについて解説
自社の認知度アップや商品・サービスの魅力を伝えるには、PR会社を使うのがひとつの方法です。PR会社特有のメリットを活用できれば、スムーズに目的を達成できるでしょう。
一方で、PR会社の利用時には選び方のコツや、デメリットを知っておく必要もあります。
こちらではPR会社の基本情報や選び方、メリット・デメリットについて解説します。
PR会社とは?
そもそもPR会社とは、どのようなサービスを提供しているのでしょうか。
以下からは、PR会社における基本的な概要について解説します。
企業や組織のPR活動をサポートする会社
PR会社では、自社の代わりにPRのプロが広報や宣伝を行ってくれるサービスを提供しています。
PRに関する知識や経験を身につけたプロフェッショナルが担当してくれるため、会社の広報担当者だけでは分からないことや専門的なアプローチ方法についてもサポートしてくれます。
会社が目的とするPR成果の達成に向けて、素早く広報・PR体制を整え、活動を強化するためのサービスです。
PR戦略の立案や危機管理なども任せられる
PR会社には、企業や事業の課題に沿ったPR戦略の立案などを任せられます。そのほかにも、企業が持つ潜在的な課題の発見や、それに合わせたPR戦略の見直しなどもサポートしてくれるのが特徴です。
PR活動における危機管理にも詳しいため、炎上防止などのリスク回避も可能となります。万が一のトラブルに備えるために、PR会社を使ってリスクヘッジを整えることも可能です。
PR会社ごとに得意とする分野がある
PR会社は、それぞれ得意とする分野を持っているのが一般的です。マーケティングPR、イベント開催、テレビPR、インフルエンサーマーケティングなど、PR方法は多数あります。
得意分野はホームページ上で実績として公開されていたり、強みや考え方を説明されていたりすることが多いため、まずは気になるPR会社が得意とするジャンルを確かめて、自社の目的に合うサービスを選ぶのがポイントです。
PR会社と広告代理店の違い
PR会社と広告代理店は、似ているようでいくつかの違いを持つ業態です。以下を参考に、PR会社と広告代理店の違いについてチェックしておきましょう。
広告代理店は広告の出稿がメイン
広告代理店とは、基本的に「広告出稿」をメインに行う会社のことを指します。広告出稿に特化しているためその分野では高い成果を引き出せますが、それ以外のPR方法には対応できないケースも多いです。目的に対して最適なコミュニケーションを考えたい場合でも、広告出稿を提案される可能性が高いです。
一方で、PR会社には広報・PR活動全般を任せられるため、広告出稿も含めたさまざまなPR手段を提案してくれます。
報酬の支払い方にも違いがある
PR会社と広告代理店には、報酬の支払い方でも違いがあります。広告代理店の場合、広告出稿の業務に対して報酬を支払うのが基本です。例えば、広告出稿金額に対するマージン(手数料)を支払うことが多いです。
PR会社の場合は、広報活動そのものに対して活動費用(月額フィー)を支払うため、成果に関わらず委託料金がかかります。媒体側の編集スケジュールから逆算した活動が必要になるため、通常6ヵ月~1年の契約期間が一般的です。
マーケティングとは?
PRとは違い、マーケティングには以下のような意味・目的があります。
マーケティングとは関係性を作る仕組みのこと
マーケティングとは商品やサービスを販売して利益を得ることだけでなく、顧客との関係性を作る仕組みのことも指します。そのため顧客のニーズや課題を理解したり、実際に求められている商品やサービスの情報を正確に提供したりといった業務が必要です。
ただ目の前の販売業務に集中するのではなく、長期的に関係を継続するための仕組み作りを考案することもマーケティングの一部になります。
マーケティングは広報やブランディングなど複合的な要素が含まれている
日本マーケティング協会において、マーケティングとは「企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である」と定義されています。
広義の意味では、広告、ブランディングといった活動のほかにも、先に解説したPRもマーケティングに含まれているのが特徴です。
PR会社の選び方とは?
PR会社を利用する際には、自社のPR目的、ターゲット、アピールしたいポイントを整理した後、複数のPR会社から選択する必要があります。以下では、PR会社を選ぶ方法や基準について解説します。
PR会社が得意とする分野から選ぶ
専門的なノウハウを把握している分野を持つPR会社を選ぶことが、効果を引き出すための基本です。
どのような得意分野を持っているかを確認、リストアップし、自社が求めるサービスを提供できるPR会社を絞り込んでいきましょう。
会社の実績や過去の事例を参考にすることで、具体的な得意分野を特定できます。実際に問い合わせを行い、「〇〇の分野が得意かどうか」を聞いてみることもおすすめです。機密保持契約の関係上、過去事例すべての案件が掲載されているわけではないため、直接尋ねてみることも有益です。
各種メディアとの関係性から選ぶ
どのようなメディアと関係を持っているのかで選ぶことも、自社に合うPR会社を見つけるコツです。過去の実績次第で、同様のメディアへの露出を前提としたPR戦略を立てられる可能性があります。
特に、SNSやWeb媒体での成功事例があるのかは、事前にチェックしておくことがおすすめです。現代ではネットを媒介としたPR方法に大きな効果が見込まれるため、大手Webメディアやインフルエンサーと関係を持っているPR会社ほど期待値が高まります。
専門PR会社と総合PR会社の違いから選ぶ
専門PR会社とは、特定の分野に特化したPR会社を意味します。例えば自治体専門、アパレル専門、リスク管理専門など、さまざまな種類があるのが特徴です。
専門PR会社とは違い、PRに関する戦略立案やイベント開催などあらゆる活動を支援してくれる会社は、総合PR会社と呼ばれます。総合PR会社と専門PR会社のどちらが自社に合っているのかを、さまざまな角度から比較した上で決めるのがポイントです。
PR会社に依頼するコストから選ぶ
PR会社を選ぶ際には、実際にかかるコストを参考にするのもコツです。仮にPR会社に依頼した場合、どれくらいの料金がかかるのか計算して、それぞれのトータルコストを比較して選ぶと良いでしょう。
コストを基準に選ぶ場合には、自社の設定した予算内で収まるのか、料金に見合った実績があるのかなどを参考にすることが考えられます。
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PR会社を利用するメリット
PR会社の利用は、さまざまなメリットを得ることにつながります。以下を参考に、PR会社を利用することで得られる具体的なメリットを確認しましょう。
PR活動におけるプロの指示を受けられる
PR会社を利用することで、PR活動に精通したプロの指導や指示のもとで広報宣伝活動が行える体制が作れます。プロの判断の下で具体的な施策を進められるため、安定した成果を得られるのがメリットです。
PR会社の業務を参考にして、自社にPRのノウハウを蓄積することも考えられます。将来的に自社内でPR活動の一部をまかなえるように、積極的にPR会社を利用していくこともおすすめです。
大規模なPR活動を行える
PR会社は、大規模なPR活動を行う際にも役立ちます。従業員が足りないために大規模なPR活動を行えない企業などは、PR会社を使って必要なリソースを外注することも検討されます。
自社の広報担当者とPR会社が連携して、双方の意見を参考にした戦略立案などを行えば、より効果的なPR活動の実施が叶います。「大規模なPR活動を行いたいが人手が足りなくて実現できない」「年に1度大きなPRイベントを開催したい」といったケースでは、PR会社の利用に大きなメリットを見出せるでしょう。
自社にはないコネクションを獲得できる
PR会社は、さまざまなメディア、専門家、インフルエンサーとつながりを持っています。そのためPR会社を通すことで、新しいコネクションを獲得できる可能性がある点もメリットになるでしょう。
新規参入する業界でPR活動を行う場合には、自社の知名度を業界内で広めるためにもPR会社を利用することがおすすめです。
PR会社を利用するデメリット
PR会社を利用することには、メリットがある一方でデメリットもあります。状況次第ではデメリットの方が大きくなるケースもあるため、以下を参考に詳細を把握しておきましょう。
効果を実感するまで時間がかかる
PR会社に依頼後、その成果を実感するまでにはある程度の時間がかかります。すぐにPR効果を得られるわけではない点は、事前に理解しておく必要があるでしょう。
基本的にPR会社の利用時は即効性に期待するのではなく、あくまでPR活動体制の地盤固めやメディア側とのリレーションシップを形成することで、長期的なメリットを見出すことに重点を置くのがポイントです。逆に言えば、一朝一夕には行かないため、同業他社と広報力の差を付けることができます。
コストを考慮しなければならない
PR会社に依頼する際には、月に数十万〜数百万程度のコストがかかります。前持って料金相場を確認し、予算オーバーしないように利用スタイルをコントロールする必要があるでしょう。
PR会社によっては、「リテナー契約(長期的契約)」や「スポット契約(短期的契約)」といったいくつかの契約スタイルが用意されているケースがあるため、予算に合わせて利用形態を選択することも可能です。
自主的な行動を意識する必要がある
PR会社の利用時には、自主的な行動も意識することが必要です。全ての作業をPR会社任せにしてしまうと、メディアとのコネクションを作る機会を逃してしまったり、専門ノウハウを蓄積できなかったりといったことにつながります。また、メディアから取材を獲得していくには、データや事例など「素材」が求められます。広報自らがこれら「素材」を社内から探したり、作ったりする必要があります。
PR会社を利用する際のメリットを活かせなくなるため、自主的にPR活動に関わって丸投げしない姿勢が重要です。
まとめ
PR会社は、自社の商品やサービスを適切にアピールする方法を支援・指導するサービスを提供しています。自社内でのPR活動に課題がある場合や、広報担当者の育成に力を入れたいときには、PR会社の利用がおすすめです。
インターネットによって多くの情報が入手できるようになった現代において、PR会社の役割はより重要性を増しています。「ビルコム」は統合型PRとデータ分析プラットフォームを提供し、PR活動の成果や課題を可視化する環境の構築などをサポートしています。
PR活動に悩みを持つ企業にとって多くのメリットがあるため、この機会にぜひビルコムの利用をご検討ください。
マーケティング担当者におすすめ
<参考事例>
アットホームの事業理解向上に向けた、広報機能の強化 -基盤整備と戦略的なニュース開発
▽書き手
ビルコム株式会社
取締役 早川くらら
Twitter:@hayakawakurara
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