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  • 2023年03月28日
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ChatGPTと広報DX ~ PRの効率化、高度化の可能性を探る【セミナーレポート】

2023年3月22日に、「ChatGPTと広報DX 〜 PRの効率化、高度化の可能性を探る」と題したセミナーを開催しました。

広報担当者200名以上にお申込みいただいた注目のセミナーのレポートをお届けします。本記事では、セミナーでお伝えしたChatGPTの概要及び、精度の高い回答を得るコツについてもまとめました。ぜひPR業務へのAI活用の参考にしていただければ幸いです。

開催背景 

昨年11月に公開されたChatGPTは、人工知能によりチャット形式で多様なテキスト生成を実現できることから高い注目を集めています。そして、広報・PRの領域においても様々な業務への活用の可能性を秘めており、広報担当者の間でも話題になっていました。 

そこで、ChatGPTの特性や具体的な活用法を解説し、広報・PR業務の効率化、高度化の可能性を探るとともに、広報DX推進のヒントとなる情報をお伝えするセミナーの開催が決定しました。

 

セミナーでは、参加者に下記のアンケートを実施しました。

 

1. ChatGPTを使ったことがありますか?

2. ChatGPTを広報・PRの業務に活用できると思いますか?

 

アンケートの回答結果は以下です。

既に60%を超える広報担当者がChatGPTの使用経験があり、また、76%が「広報業務への活用を期待している」と回答していることからChatGPTへの関心の高さが伺えます。

 

ChatGPTとは? なぜ注目されているのか

ChatGPTはイーロン・マスク氏らが設立したアメリカの「OpenAI」が開発したAIを使った自動会話システムです。

ChatGPTに質問を入力すると自然な会話で返答を得ることができ、また、前の会話の文脈を踏まえた回答に調整されるため、まるで人間とチャットをしているような体験を実現しています。回答の精度も改善が進んでおり、有料版のChatGPT Plusにも搭載された2023年3月発表の新たな言語モデルGPT-4は、米司法試験の上位10%に入るような正確な回答ができると発表されています。

そして、ChatGPTは公開から2か月で1億人を超える月間アクティブユーザーを獲得しており、これはTikTokやInstagramのユーザー増加ペースを凌ぎ、史上最速でユーザー数を伸ばしているサービスであると報じられています。

さらに、Microsoft創業者の一人であるビル・ゲイツ氏も「インターネットの発明に匹敵する重要性があり、世界を変えるもの」と言及している他、MicrosoftはChatGPTを開発したOpenAIに100億ドル(約1.3兆円)の投資を実施し、検索エンジン「Bing」にAIが搭載され、検索エンジン市場にも変化を及ぼし始めるなど、世界に大きなインパクトを与えています。

一方で、ChatGPTも完全ではなく、使用にあたって注意点があります。それが以下です。

・不正確な回答
・不適切な表現
・情報漏洩リスク

2023年3月時点のChatGPTは、2021年以前の情報にもとづき回答を生成するため最新の情報は反映されません。

正しくない回答や不適切な表現を含む文章を生成することもあり、ChatGPTからの回答を鵜呑みにしたり、回答内容をそのまま使用することにはリスクがあります。

また、ChatGPTに入力した情報は、AIの学習に使用されるため機密情報や非公開情報をChatGPTに入力することは避けた方が良いでしょう。

ChatGPTのFAQ(https://help.openai.com/en/articles/6783457-chatgpt-general-faq)に関連情報がまとまっているのでぜひ確認してください。

 

広報DXにおけるChatGPTの活用可能性

続いて、広報・PR業務におけるChatGPTの活用可能性について解説します。

当社では、クラウド型PR効果測定ツール「PR Analyzer」を開発、提供しており、クリッピングや効果測定、競合分析やレポートの作成などの広報業務についてDX支援をおこなっています。

一方、ChatGPTはその他の広報業務についてDXを推進できる特徴を備えています。ChatGPTで広報業務のデジタル化、効率化を実現できる業務内容を図示したものが下記です。

ピンク色で塗り潰した業務が、ChatGPTで広報DXの推進に活用できると考えられるものです。現状では、各業務の全ての工程をChatGPTで完結することはできませんが、事前の情報収集やアイディア出し、テキストの作成から文章構成などの作業を効率化することができます。

セミナーでは、以下4つの業務について、ChatGPTを使用した例を具体的に紹介しました。

1. SNS投稿用にコンテンツを要約
2. ブログ記事のタイトル案など、アイディア出しに活用
3. プレスリリースの骨子を作成
4. メディアリストのリサーチ、作成に活用

ChatGPTから、より精度の高い回答を得るコツ

ChatGPTを活用する上で、重要なポイントは「明確な質問」を入力することです。大雑把な質問や曖昧な質問をしてしまうと、ChatGPTから希望するような回答は得られません

例えば、紹介した4つの業務のうち「2. ブログ記事のタイトル案など、アイディア出しに活用」についてChatGPTに質問する場合は、以下の内容を質問文に盛り込み「明確な質問」をするとChatGPTからの回答の精度を高められます。

・使用目的(例:SEO対策用のブログ記事に使用したい)
・文字数の制限(例:20文字以内で)
・回答数(例:10個考えて)
・ターゲット(例:広報初心者向け)

また、ChatGPTは質問のたびにAIが再計算して生成した異なる回答をしてくれます。一回で良い回答が得られない場合も、質問内容を調整して繰り返し質問することで、望む回答を得られる可能性を高めることができます。

まとめ

ChatGPTが持つ文章生成の特徴は、現時点でも文章の要約やアイディア出し、リリース原稿作成やリサーチなど幅広い広報・PRの業務に活用できる可能性があります。 

今後も精度の向上や、様々なサービスとの連携により、AIをビジネスに活用することが全世界的に一般的になっていくことが予想されます。ChatGPTやAIの特性を理解しつつ、積極的に業務にも活用していくことをおすすめします。

 

ビルコムでは、広報・PRの戦略策定や施策の改善、効果測定に関するセミナーを定期的に開催しています。ご興味のある方は、下記リンク先よりお申込みください。

 

 

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